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行政書士の資格取得にこだわった理由を書く

どうも。当ブログを管理運営する「ななし」です。「一生勉強」をモットーに法律系の国家資格を独学で勉強しています。

行政書士試験に合格する前は、「どうしても諦めることができないから、合格するまで挑戦し続けてやる」という心境で試験に臨んでいました。今日は、私がそこまで行政書士の資格取得にこだわった理由をブログに書いてみたいと思います。

資格取得にこだわるのは独立開業したいから

行政書士のバッジ

何故、行政書士の資格取得にこだわったのかというと、単純に独立開業したいからです。なんか、子供みたいな理由で申し訳ないですね。もちろん、行政書士試験に合格し、行政書士として独立できたら、困っている人の役に立てるのではないかという気持ちもありました。

行政書士として仕事をして人の役に立ちながら、仕事が暇なときは自分の好きなことを誰に遠慮するでもなくできるなんて、個人的には最高です。そんな夢みたいなことを話すのは、「行政書士として独立して仕事を軌道に乗せてからにしろ」と言われてしまいそうですが。

他にも行政書士の資格取得にこだわった理由がいくつかありますので書いていきますね。これから行政書士を目指す受験生の参考になればと思います。

保有している資格では独立は難しかった

私のプロフィールにもある通り、私は複数の資格を保有しているのですが、行政書士試験に合格する前までに保有していた資格で独立するとなると、色々と難しい面があったんですね。もちろん、行政書士の資格を持っていても独立は難しいですけど。

宅建の資格でもって宅建業を営むこともできますが、独立するには数百万円の資金が必要ですし、不動産は経験がものをいう世界ですから、不動産業界で働いた経験がまったくない私が不動産業を営むのはかなり無理があります。

「じゃあ、何で宅建の資格を取ったんだ」と言われてしまいそうですが、本業でバリバリやるのではなく、あくまで行政書士の仕事をするうえで、宅建の知識が役立つこともあるだろうと思い取得したんですよ。

FP(ファイナンシャル・プランナー)でも独立されている方はいますし、私自身も税理士事務所で勤めていた時にFP業務の経験があるので、こちらはなんとか独立できそうなのですが、残念ながら若い経営者ならいざ知らず、高齢の経営者には「ファイナンシャル・プランナー」と言ってもピンとこない場合が多いです。

私は顧客ターゲットを高齢者の方に絞っていきたいと思っていますので、そもそも、FP(ファイナンシャル・プランナー)という職業をお客さんが知らないというのは警戒されてしまい、仕事をするうえで困ってしまうんですよね。

そういう訳で、FPの資格も宅建と同じように、ふとしたときにでもFPとしての知識が、お客さんの役に立つことがあったら良いなと考えていて、現在でも常に新しい情報を仕入れるようにしています。

中小零細企業の社長は行政書士を知っている

経営をされている方であれば知っていて当然の士業の中に、弁護士や税理士、司法書士、社労士などの他に行政書士も入っています。もっとも、「何をしているかはよく分からないけど、聞いたことはある」という程度だと思いますが笑。

その程度でも行政書士という肩書ひとつで安心される方もけっこういるから不思議です。要は、新規に顧客を獲得するときの取っ掛かりとして行政書士という肩書は使えるのです。あくまで経営者の方に対してだけの話ですが。

最近では、会社を経営されていない方でも、漫画などの影響で行政書士という士業を知っている方も多いみたいですけど。

税理士事務所勤務時代の行政書士の印象

税理士事務所によって違うとは思いますが、私が勤めていた税理士事務所では、行政書士と提携をしていて、ちょくちょく行政書士の先生と一緒に仕事をしたりしました。

税理士事務所の顧客から依頼された許認可業務を行政書士に依頼するためなのですが、これがけっこうあるんですよね(これも税理士事務所によって違うと思いますが)。

もちろん、その行政書士の先生の腕がよかったから依頼していたと思いますが、忙しそうにしている先生を見て、「行政書士として独立するのもありかな」と思うには充分の印象でした。

行政書士の先生に、それとなく年収などを聞いて「独立できそうだな」と感じたことも理由のひとつですね笑。

行政書士試験の難易度や費用が現実的

行政書士試験に何度も落ちてしまった私が言うのもなんですが、行政書士試験は資格取得にかかる費用や合格に必要な勉強時間(難易度)などが、働きながら資格に挑戦している社会人にとって丁度良いんですよ。

これが、司法試験とかだったら、働きながら合格するなんて私には到底無理ですし、費用だって専門学校にいくとしても50万円以上は軽くかかりますし、法科大学院(ロースクール)にいこうとしたら何百万円もかかってしまいます(私は専門卒なので行けませんが笑)。

ここまで多額の費用がかかってしまうと、さすがに現実的とは言えません。費用面や勉強時間の確保だけでなく、私の頭の性能面のこともありますから笑。

結局、私の場合は、ギリギリ独立開業できる資格で、費用もかからず、働きながら独学で合格できそうな資格試験が行政書士試験だったということです。

以上が、私が行政書士の資格取得にこだわった理由です。

費用をかけずに独学で合格でき、独立もできそうな資格の候補として、他にも社労士試験がありますが、こんなことを言うとあれですが、社労士試験の勉強ってめちゃくちゃつまらないんですよね。ビックリするぐらいに。

行政書士試験は、民法や行政法など分かってくると楽しくなる科目があるのですが、社労士試験は、そういった感覚はないんですよねぇ(あくまで個人的な見解です)。足切りも妙に厳しいですし。

「一生勉強」がモットー

行政書士試験に限らず、資格に挑戦するという事は、知識は増えていきますし、仕事や家庭での色々なことをこなしながらの勉強になると思いますので、そういった環境の中でも、しっかりと勉強することができれば、知らず知らずのうちに自己管理能力が身についていると思います。

この自己管理能力は、これからの社会を生き抜くうえで、地味だけど重要な能力なのではないかと思います。私はかなりテキトウな男なので、四十路に突入したにもかかわらず、自己管理能力はまだ低いままですが、それでも以前と比べたら高くなった方だと感じています。

資格の取得に挑戦することで、いままでとは違う自分になっていることに気がついたとき、きっと何とも言えない達成感、充実感を味わえるのではないかと考えているのですが、依然として、達成感などは味わえていないので、きっと、まだまだ勉強しろということだと思っています。

これからも「一生勉強」をモットーに少しずつ独学で勉強していこうと思います。何かの資格試験に挑戦してみたいと思っている方は、何でも良いから資格の取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。独学だと、それほど費用もかかりませんし、案外楽しいですよ。それではまた。

最後に関連記事のリンクを貼っておきますので、併せて読んで頂けると嬉しいです。

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hitorigotu.com

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