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ナンピンとドテンとは何かを簡単に解説

これから株式投資・FXを始める方や私の知識のおさらいのために、知っておきたい基礎知識(株式投資・FX用語)を簡単に解説してみようと思います。今回は、「ナンピン」と「ドテン」について為替を例にして簡単に解説してみたいと思います。

専門的に詳しく解説するわけではないので、ナンピンやドテンという用語を初めて聞いたという方に読んで頂けると嬉しいです。

※内容に誤りがあれば、コメント等で教えて頂けると助かります。

ナンピンとは平均購入単価を下げること

「ナンピン(難平)」とは、含み損を抱えたポジションを保有している状態のときに、追加でポジションを増やすことで平均コストを引き下げる行為をいいます。

例えば、1ドル110円のときに10,000通貨のロングポジション(買いポジション)を保有していたとします。その後、価格が1ドル109円まで下落したときに、新たに10,000通貨を買い増す行為(ナンピン)をします。

ナンピンをすると、ポジションは20,000通貨に増えてしまいますが、平均価格は1ドル109.5円となり、ナンピンしなければ1円(100pips)上昇しないと損失を回避できなかったのが、50銭(50pips)上昇するだけで損失を回避できる計算になります。

このナンピン手法を使うことで、勝率を高めることはできますが、もしナンピンした後に50銭上昇せずに、さらに価格が下落したときは、ナンピンしなかったときと比べて損失が倍増してしまうので、ナンピンをする場合は許容できる損失をあらかじめ決めておくことをおすすめします。

ナンピンをする方は、思惑が外れてさらに損失が拡大した場合に、あらかじめ決めておいた損失許容額に達した時点で、絶対に損切りするというルールを決めておくと、1度の負けですべての資金を失うことはさけることができると思うのでおすすめです。

実を言うと、私はどうしてもナンピンをしてしまうナンピントレーダーで、かつ、何度も思惑が外れてナンピンに失敗し損失を被っているのですが、あらかじめ許容損失額とナンピンする回数を決めているので、なんとか資産のすべてを失うことなくFXのトレードを続けることができています笑。

現在は資格試験に集中するためトレードは休止していますが、2年ほど前に、ナンピンに逆張りを組み合わせた「逆張りナンピン手法」でトレードをしていました。なんとか負けなかったというだけで、思ったような成績は残せませんでしたが、試験への挑戦が終わって暇になったら、またトレードしてみたいと思います。

最後に、ナンピンをイメージした画像を貼っておきます。

ナンピンを説明しているチャート

(チャート参照元:マネーパートナーズ)

こうやってチャートを見ると、ナンピンって怖いですねぇ笑。このチャートでは売るタイミングを間違えていたら大変なことになっていますね。逆張りナンピン手法でトレードを再開した際には、細心の注意を払ってトレードをするようにしたいと思います。こんな危ないトレードはしないほうが良いと思いますけど笑。

ドテンとはそれまでと反対のポジションを持つこと

「ドテン(途転)」とは、現在保有しているポジションを決済し、それまで保有していたポジションとは反対のポジションを持つことをいいます。

具体的には、価格が上昇すると予想して買いのポジションを保有してみたものの、どうやら上昇ではなく下落だと判断し、それまで保有していた買いのポジションを決済して、反対の売りのポジションを持つようなときに「ドテンする」という表現を使います。

ちなみに、ドテンに失敗して、買い(ロング)でも売り(ショート)でも損失を計上することを「往復ビンタ」といいますが、私はこの往復ビンタを数え切れないほど喰らっています笑。

ナンピンとドテンのまとめ

最後に、株式投資やFXで使用されるナンピンとドテンについて簡単にまとめて、おさらいをしてから終わりにしようと思います。

  • 「ナンピン」とは、含み損のポジション保有時に、追加でポジションを増やし平均コストを引き下げる行為のこと。
  • 「ドテン」とは、保有中のポジションを決済し、それまで保有していたポジションと反対のポジションを持つこと。

ナンピンやドテンについてのまとめはこれくらいにしておきます。また、暇なときにでも政治・経済(株式投資やFX含む)で使いそうな用語を簡単に解説する記事を書こうと思います。

それではまた。

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