10代の頃に書いた詩(ポエムノート)の中から『君のぬくもりぐらいは』と『小さな手』の2編を選んで投稿した後に、初老になってから読み返した感想を書いてみようと思います。
ポエムノートに書かれた若かりし頃の痛いポエムをブログに投稿するという苦行を最後までやり遂げたいと思っていますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
『君のぬくもりぐらいは』自作詩32編目
君が泣きたいけれど泣けないときは、僕に八つ当たりでもすればいい。僕は何も感じないから、なんとも思わないし。
君が八つ当たりをする人だということを、周りに話したりしないから、後で恥ずかしい思いをすることもないので安心してほしい。
ただ、君が泣けそうなときは、僕の前で泣いてほしい。強がりな君の泣き顔を見てみたいから。
泣き顔を見られたくないなら、僕の胸に顔をうずめて泣いてほしい。せめて、君のぬくもりぐらいは感じてみたいから。
『小さな手』自作詩33編目
「同情しないでね」と
何かをねだるように
あなたはいった
「そんな残酷な奴じゃない」と
少し強がりながら
僕はいった
あなたが僕の手を握る
思いのほか小さなその手に
僕は情けないほど狼狽えた
同情しそうになるのを堪え
その小さな手を強く握り返し
僕はぎこちなく微笑んだ
初老になって読み返した感想
まずは、『君のぬくもりぐらいは』を初老になってから読み返した感想を書いてみようと思います。
この詩は19歳の頃に書いた詩(ポエム)です。詩という感じではなく、彼女へ宛てた手紙ですね。読み返している間、背中がムズムズするような恥ずかしさを覚えました。こういう詩をどんな顔をしながら当時の私は書いていたんですかねぇ。
この詩に関しては「恥ずかしい」しかないですね。さすがにブログで公開するのはやめようと思いましたが、これまで30編以上も恥ずかしい詩(ポエム)を公開してきたのだから、何を今更という気もしたので公開することにしました。
次に、『小さな手』を初老になってから読み返した感想を書いていきます。
この詩も19歳の頃に書いた詩(ポエム)です。自作詩32編目の詩のすぐ下に書いてあったので、おそらく、『君のぬくもりぐらいは』と『小さな手』はつながった詩だと思います。
強がりな彼女が少しずつ心を開いてくれる感じを書きたかったと思うのですが、やはり読んでいて恥ずかしいという気持ちで一杯になってしまいますね。恋愛に関する詩は書かないでほしかったなぁ(笑)。まぁ、いいか。
読み返した感想はこれくらいにしておきます。できるだけ、金曜日の18時に詩(ポエム)を公開するようにしますので、私の若かりし頃の拙く痛い詩に興味のある方はブログに訪問して頂けると嬉しいです。
それではまた。
こちらの記事では、10代の頃に書いた詩・ポエム(34編目、35編目)を公開しています。
こちらは過去の記事です。10代の頃に書いた詩・ポエム(30編目、31編目)を公開しています。