これからFXを始める方や私の知識のおさらいのために、FXをするうえで知っておきたい基礎知識(FX用語)を簡単に解説してみようと思います。今回は、「スリッページ」と「約定力」について簡単に解説してみたいと思います。
専門的に詳しく解説するわけではないので、スリッページや約定力というFX用語を初めて聞いたという方に読んで頂けると嬉しいです。
※内容に誤りがあれば、コメント等で教えて頂けると助かります。
スリッページとは注文時と約定時のレートの誤差
「スリッページ」とは、注文時のレートとFX会社に注文が到達した時点(約定時)でのレートに誤差が生じることです。
スリッページが発生することで、注文時のレートとは異なるレートで約定してしまいます。ちなみに、スリッページが発生することを「すべる」と表現したりします。
為替相場があまり動いていないときには、スリッページは発生しにくいのですが、相場が激しく動いているときには、スリッページが発生する可能性が高くなってしまいます。
最近では、FX会社によってスリッページの許容度(何pipsならズレてもいいのか)をあらかじめ設定することができ、その設定した許容度を超えたスリッページが発生した場合は、注文を成立させずにキャンセルすることができるようになっています。
FXでスキャルピングやデイトレードをするなら、スリッページが発生しにくい安定したシステムを採用しているFX会社を選んでトレードをすることが勝率を高めることになると思います。
約定力とは売買取引を成立させる力
まず、「約定」とは売買取引が成立することです。読み方は「やくじょう」です。間違って「やくてい」と言ってしまわないように気をつけましょう。
そして、「約定力」とは売買取引を成立させる力のことです。この約定力はFX会社によって違いがあります。
約定力が低いと、約定拒否やスリッページが頻繁に発生してしまい、思い通りのトレードが難しくなってしまうので、短期トレーダーにとって約定力が高いか低いかは非常に重要な要素になります。
約定拒否はないけれど、スリッページが頻繁に発生して不利なレートで売買取引が成立してしまうFX会社もあるので、トレードをする際は約定拒否もスリッページも発生しにくい、本当の意味で約定力の高いFX会社を選んでトレードすることが重要です。
スリッページと約定力のまとめ
最後に、スリッページと約定力について簡単にまとめて、おさらいをしてから終わりにしようと思います。
- 「スリッページ」とは、注文時のレートと約定時のレートに誤差が生じること。
- 「約定力」とは売買取引を成立させる力のこと。
スリッページと約定力についてのまとめはこれくらいにしておきます。また、暇なときにでも政治・経済(株式投資やFX含む)で使いそうな用語を簡単に解説する記事を書こうと思います。
それではまた。
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