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FXの必要証拠金と余剰証拠金とは何かを簡単に解説

これからFXを始める方や私の知識のおさらいのために、FXをするうえで知っておきたい基礎知識(FX用語)を簡単に解説してみようと思います。

FXは日本語で「外国為替証拠金取引」といい、証拠金と呼ばれる保証金をFX会社の口座に預け入れ、その証拠金を担保に通貨の売買を行うことができる仕組みになっています。

今回は、その証拠金の種類のうち「必要証拠金」と「余剰証拠金」について簡単に解説してみたいと思います。FX初心者の方に読んで頂けると嬉しいです。

※内容に誤りがあれば、コメント等で教えて頂けると助かります。

必要証拠金とはトレードに必要な証拠金

FXの初心者マークとローソク足のチャート

FXでトレードをするには、一定額の証拠金をFX会社に預け入れる必要があり、トレードをするために必要な証拠金のことを「必要証拠金」と言います。

個人でFXをする場合は、トレードをする金額の4%以上の証拠金をFX会社に預け入れる必要があります。

分かりやすくするために、ドル円を例に挙げて解説してみますね。

ドルが1ドル=110円のときに10,000通貨(10,000ドル)のトレードをするために必要な証拠金は44,000円(レバレッジ25倍)です。

ただし、証拠金を44,000円だけ預け入れてドル円10,000通貨をトレードすることは危険です。なぜなら、含み損が発生し証拠金が必要証拠金を下回ってしまうと、ロスカットと呼ばれる強制決済の対象となってしまうからです。

FXでトレードをする際は、ある程度は余裕を持って必要証拠金以上の証拠金を預け入れておく必要があります。

余剰証拠金とは証拠金から必要証拠金を除いた部分

ちなみに、FX会社に預け入れた証拠金のうち、必要証拠金を除いた部分を「余剰証拠金」と言います(評価損益なしの場合)。

たとえば、FX会社に証拠金として100,000円を預け入れて、ドル円を10,000通貨ロングで保有した場合、1ドル110円なら44,000円が必要証拠金で、残りの56,000円が余剰証拠金となります(評価損益なしの場合)。

余剰証拠金をなるべく多くして、余裕のあるトレードをすると精神的に楽なのでおすすめですが、余剰証拠金が多すぎても資金効率が悪くなってしまうので、バランスが大事ですね。

必要証拠金と余剰証拠金のまとめ

最後に、必要証拠金、余剰証拠金について簡単にまとめておさらいをしてから終わりにしようと思います。

  • 「必要証拠金」とは、トレードをするために必要な証拠金のこと。
  • 「余剰証拠金」とは、預け入れた証拠金のうち、必要証拠金を除いた部分のこと(評価損益なしの場合)。

必要証拠金、余剰証拠金についてのまとめはこれくらいにしておきます。また、暇なときにでも政治・経済(株式投資やFX含む)で使いそうな用語を簡単に解説する記事を書こうと思います。

今日紹介した必要証拠金や余剰証拠金の他にも、有効証拠金や維持証拠金などの用語もあるので次回以降に説明しますね。

それではまた。

最後に関連記事のリンクを貼っておきますので、併せて読んで頂けると嬉しいです。

▶「FXのライブ配信をトレード中に視聴しない理由」では、トレードをしている間は、FXのライブ配信を視聴しない私なりの理由を書いています。

▶「平均回帰性を利用した逆張り手法はFX(クロス円)で有効」では、平均回帰性を利用した逆張り手法はFX(クロス円)で有効だと感じていることを書いています。

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