独学はひとりごつように

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FXで知っておくべき取引の単位(枚・Lot・pips)を簡単に解説

これからFXを始める方や私の知識のおさらいのために、FXをするうえで知っておきたい基礎知識(FX用語)を簡単に解説してみようと思います。

今回は、FXで売買する際の取引通貨量を指す単位の「枚」・「ロット(Lot)」や値動きの最小幅を指す単位の「pips(ピップス)」の3つの基礎知識について解説してみたいと思います。

※内容に誤りがあれば、コメント等で教えて頂けると助かります。

取引通貨量の単位「枚」

FXの初心者(若葉マーク)

FXでトレードをする際の通貨の取引量を指す単位のひとつに「枚」というものがあります。1枚、2枚、という感じで数えます。

FX会社によって最低取引単位に違いがあり、通常はそのFX会社で取り扱っている最低取引単位を1枚と表記します。

国内のFX会社では、一般的に1枚=10,000通貨を指す場合がほとんどですが、FX会社によっては1枚を1,000通貨、100通貨などとしている会社もあるので注意が必要です。これは、次に説明する「ロット(Lot)」でも同じです。

まぁ、基本的に「1枚=1ロット=10,000通貨」と考えておけば問題ないと思いますが、FXトレーダー同士で話をする際なんかは、会話に齟齬が生じる可能性があるので事前に確認しておくか、枚やロットではなく「通貨」で話をすると良いと思います。

取引通貨量の単位「ロット(Lot)」

先ほど解説した「枚」と同じように、FXでトレードをする際の通貨の取引量を指す、もうひとつの単位として「ロット(Lot)」というものがあります。1ロット、2ロット、という感じで数えます。

こちらも、FX会社によって最低取引単位に違いがあり、通常はそのFX会社で取り扱っている最低取引単位を1ロットと表記します。

FX会社によっては、1ロット=10,000通貨で0.1ロット=1,000通貨と表記する会社もあります(個人的には、こちらの表記方法が好き)。分かりづらいので統一してほしいですよね。

海外のFX会社では、「1ロット=100,000通貨」というのが主流なので、海外のFX会社を使用してトレードをする際に、間違えて10倍の取引量でトレードをしてしまうというようなことがないように気をつけたいですね。

余談ですが、私の感覚で申し訳ないのですが、FXでは「ロット」という取引単位を使う人が多く、「枚」を使う人は少ない気がします。「枚」という単位を使用する方は、先物取引やオプション取引をしているトレーダーに多いような気がしますね。以上、余談でした。

値動きの幅の単位「pips(ピップス)」

「pips」とは、値動きの最小値幅単位を指し、「ピップス」と言ったり、「ピプス」と言ったりします。

先ほど解説した「枚・ロット」は取引する量の単位ですが、「pips」は為替レートが動いた際の呼び値(刻み値)の最小単位のことです。為替レートが動いた際に、「何pips動いた」という感じで使います。

分かりやすくするために米ドルと日本円を例に説明してみます。

例えば、1ドル105.31円だったとします。その場合の小数点第2位(ユーロドルなどの場合は、小数点第4位)の1銭を1pipsと言い換えることができます。なので、ドル円の為替レートが10銭動けば10pips、1円動けば100pipsと言い換えることができます。

FXをしていれば、ドル円だけでなく他の通貨ペアもトレードをすることになると思うので、為替レートが動いたときに「銭」ではなく「pips」で表現するクセをつけておいた方がいいと思います。なぜなら、「銭」は円が絡む通貨ペアでしか使えませんが、「pips」はどの通貨ペアでも共通して使える単位だからです。

FXの取引単位のまとめ

最後に、枚・ロット・pipsについて簡単にまとめておさらいをしてから終わりにしようと思います。

  • 「枚」や「ロット」とは、通貨の取引量を指す単位のこと。
  • 「pips」とは、値動きの最小値幅単位のこと。

枚・ロット(Lot)・pips(ピップス)についてのまとめはこれくらいにしておきます。また、暇なときにでも政治・経済(株式投資やFX含む)で使いそうな用語を簡単に解説する記事を書こうと思います。

それではまた。

最後に関連記事のリンクを貼っておきますので、併せて読んで頂けると嬉しいです。

▶FXのスプレッドについて「FXのスプレッドとは何かを簡単に解説」で簡単に解説しています。こちらもFXでは知っておいた方が良い基礎知識なので、初心者の方は読んでみてください。

▶FX(外国為替証拠金取引)での1分足のボリンジャーバンドを使用した順張りのスキャルピング手法について「1分足のボリンジャーバンドを使用した順張りのFXのスキャルピング手法」で紹介しています。実際にドル円で300回程検証してプラスで終わることができたトレード手法です。

▶普段はFXのスキャルピングに15分足チャートを使っていることを「FXのスキャルピングに15分足チャートを使うトレーダーは少数派?」に書いています。15分足チャートを使用するメリットなども書いているので、興味のある方は読んでみてください。