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中央銀行の役割や金融政策について簡単に解説

中央銀行(日本銀行)の役割やその役割を果たすための金融政策について知らない方が意外といると思うので、中央銀行と中央銀行が行う金融政策について軽く解説してみようと思います。

専門的に詳しく解説するわけではないので、知っている方にとっては読む価値がないかも知れませんが、知らない方にとっては少しは読む価値があると思います。

※内容に誤りがあればコメント等で教えて頂けると助かります。

中央銀行(日本銀行)の果たす役割について

日本の中央銀行である日本銀行本店

「中央銀行」とは、国や特定地域の通貨の管理を行ったり、金融システムの安定を保つための業務を行ったりする機関です。

中央銀行(日本の場合、日本銀行)は、金融政策を通じて通貨価値の安定を図る役割があるため「通貨の番人」と呼ばれたり、市中銀行からの預金を受け入れたり、最後の貸し手として銀行に資金を貸し出すので「銀行の銀行」と呼ばれたりもします。あと、政府の資金を管理するので「政府の銀行」と呼ばれたりもしています。

中央銀行は、金融に関して独自の判断をするために、政府から独立した存在であることが求められますが、完全に独立した状態かと言えば、そうではないと個人的には考えています。

主要な国の中央銀行をいくつか列挙しておきます。

  • アメリカ:連邦準備理事会(FRB)
  • ユーロ圏:欧州中央銀行(ECB)
  • 日本:日本銀行(BOJ)
  • イギリス:イングランド銀行(BOE)
  • スイス:スイス国立銀行(SNB)
  • オーストラリア:オーストラリア準備銀行(RBA)
  • カナダ:カナダ銀行(BOC)
  • 中国:中国人民銀行(PBOC)

主要な中央銀行と言われて思いつくのはこのくらいですかね。

中央銀行が行う金融政策について

「金融政策」とは、中央銀行が行う金融面からの経済政策で、物価や通貨価値の安定、金融システムの維持などのために行う政策です。景気対策として、金融引き締め政策や金融緩和政策を行います。

具体的には、景気が過熱して物価が高くなってきたら、通貨供給量を減らすことで景気を抑制して物価の上昇を抑えようとし、景気が悪化して物価が伸び悩むようであれば、通貨供給量を増やし景気を刺激して物価を上昇させようとします。

金融政策の代表的なものとして、政策金利の調整と量的緩和があるので、軽く解説しておきますね。

政策金利の調整は物価安定のために行う

「政策金利」とは、中央銀行が一般の銀行に貸し付ける際の金利のことで、中央銀行は物価の安定のために、この政策金利を操作します。

景気が過熱し物価が上昇する局面では政策金利を引き上げて景気を抑制し、景気が悪化し物価が下落する局面では政策金利を引き下げて景気を刺激します。

簡単に具体例で説明すると、政策金利を引き上げればローンの金利が上がる(借金しづらくなる)ので、世の中に出回るお金の量が減って景気が抑制され物価が下落し、逆に、政策金利を引き下げればローンの金利が下がる(借金しやすくなる)ので、世の中に出回るお金の量が増えて景気が刺激され物価が上昇するという具合です。

現在の日本は、ゼロ金利政策(短期金利を0%台まで引き下げる政策)だけでは足りず、マイナス金利政策を導入し景気を刺激していますが、この政策が成功するかどうかは現在のところ分からないと言わざるを得ない状況です。

量的緩和で市場への通貨供給量を増やす

「量的緩和」とは、政策金利の調整だけでは景気が上昇せず、物価が伸び悩む際に中央銀行が国債等を購入することで、市場への通貨供給量を増やすことをいいます。

現在の日本では、政策金利の調整だけでなく量的緩和政策も実施していますが、物価は思うように上昇していないのが現状です。

量的緩和による資産バブルへの懸念もありますし、この政策がいつまで続くのか? そして出口戦略はどういったものになるのか? 気になるところではあります。

まとめ

最後に、中央銀行の果たす役割やその役割を果たすための金融政策について簡単におさらいして終わりにしようと思います。

  • 「中央銀行」とは、国等の通貨の管理や金融システムの安定を保つ業務を行う機関のこと。
  • 「金融政策」とは、中央銀行が行う物価や通貨価値の安定、金融システムの維持などための政策のこと。
  • 「政策金利」とは、中央銀行が市中銀行に貸し付ける際の金利のこと。
  • 「量的緩和」とは、中央銀行が景気の下支えや物価の伸び悩みの際に、市場の通貨供給量を増やすこと。

中央銀行と金融政策についてのまとめはこれくらいですかね。また、暇なときにでも経済で使いそうな用語を簡単に解説する記事を書こうと思います。

それではまた。

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