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FXのスワップポイントとは何かを簡単に解説

政治・経済系のニュース番組などを視聴していると、「スワップポイント」という言葉が使用されることが極まれにあります。「スワップポイント」は、FX(外国為替証拠金取引)で使用される用語なので、FXをするうえで知っておきたい基礎知識(FX用語)として簡単に解説してみようと思います。

以前、FX(外国為替証拠金取引)について説明する際に、少しだけスワップポイントについて説明しましたが、改めて解説することにしました。専門的に詳しく解説するわけではないので、スワップポイントという用語を初めて聞いたという方に読んで頂けると嬉しいです。

※内容に誤りがあれば、コメント等で教えて頂けると助かります。

スワップポイントとは金利差分の受け払い

右肩上がりのFXのスワップポイントが表示されているパソコン

「スワップポイント」とは、通貨間の金利差分の受け払いです。外貨預金の利息のようなものだと考えると分かりやすいかもしれません。

FXでスワップポイントをもらいたい場合は、金利の安い通貨を売り、金利の高い通貨を買って保有することで、金利差相当分のお金(スワップポイント)を受け取ることができます。

逆に、金利の高い通貨を売って、金利の安い通貨を買うと金利差相当分のお金を支払うことになるので注意が必要です。

スワップポイントは1日ポジションを保有するごとに、1日分のお金を受け取る(又は支払う)仕組みになっています(スワップポイントは変動しますし、FX会社によっても違います)。

なので、金利の高い通貨を買って保有したとしても、ポジションを次の日に持ち越さず、1日以内で決済した場合は、スワップポイントをもらうことはできません(又は支払う必要はありません)。

気をつけてほしいのは、スワップポイントを毎日もらおうとすると、長期間ポジションを保有し続けないといけないので、その間の為替変動リスクをもろに受けてしまうことですね。

ある通貨ペアを1年間保有して10,000円のスワップポイントをもらったとしても、その1年間の為替変動で20,000円の損失を計上してしまえば、10,000円の赤字になってしまいます。

スワップポイントを目当てにトレードをする場合は、1日にもらえるスワップポイントだけでなく、為替変動リスクも考慮して、その通貨が今後上昇するのかどうかも検討する必要があるので注意が必要です。

スワップポイントについて解説していますが、2021年現在は世界各国の政策金利が低下してしまい、スワップポイント目当てでFXをするのは、あまりおすすめできません。各国の金利が上昇するのを待ってからスワップポイント目当てのトレードをすることをおすすめします。

現在は、ドル円をロング(10,000通貨)で1日保有しても、ほとんどのFX会社で10円未満のスワップポイントしかもらえませんから、こんな状況ではスワップポイント目的のFXはできませんね。ドル円をロングで10,000通貨保有するだけで、1日50円くらいもらえていた数年前が懐かしいです。

あと、これは余談ですが、よく「スワップポイント」=「スワップ金利」と説明しているサイト等が存在しますが、厳密には間違っています。ここで違いについて書いても良いのですが、個人投資家にとって重要なのは「スワップポイントがいくらもらえるか」なので、スワップ金利については、当ブログでは解説しないでおきます。

スワップポイントのまとめ

最後に、スワップポイントについて簡単にまとめておさらいをしてから終わりにしようと思います。

  • 「スワップポイント」とは、通貨間の金利差分の受け払いのこと。

スワップポイントについてのまとめはこれくらいにしておきます。また、暇なときにでも政治・経済(株式投資やFX含む)で使いそうな用語を簡単に解説する記事を書こうと思います。

それではまた。

最後に関連記事のリンクを貼っておきますので、併せて読んで頂けると嬉しいです。

▶FXのレバレッジについて「FXのレバレッジとは何かを簡単に解説」で簡単に解説しています。

▶FXのスキャルピングで15分足チャートを使用している理由を「FXのスキャルピングに15分足チャートを使うトレーダーは少数派?」に書いています。1分足、5分足では値動きに振り回されて、なかなか勝つことができないという方に読んでもらいたいです。

▶平均回帰性を利用した逆張り手法はFX(クロス円)で有効だと感じたことを「平均回帰性を利用した逆張り手法はFX(クロス円)で有効」に書いています。逆張り手法を試してみたい方におすすめです。