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ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析とは何かを簡単に解説

政治・経済系のニュース番組などを視聴していると、「ファンダメンタルズ分析」とか「テクニカル分析」という言葉が使用されることがあります。今日は、これらの用語を軽く解説してみようと思います。

専門的に詳しく解説するわけではないので、ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析という言葉を初めて聞いたという方に読んで頂けると嬉しいです。

※内容に誤りがあれば、コメント等で教えて頂けると助かります。

ファンダメンタルズ分析とは企業や国の中身に注目する分析方法

チャートを使用して解説するビジネスマン

株式投資の場合の「ファンダメンタルズ分析」とは、企業の財務状況や業績に注目して価値を分析する方法です。

為替相場(FX)の場合の「ファンダメンタルズ分析」とは、為替相場に影響を与える基礎的な事象を分析することで、為替相場の将来の動きを予測する方法です。

為替相場の場合、主要国や取引通貨国の政治・経済・金利等の動向に注目することで、現在の為替相場を分析し、将来の為替相場の動きを予測したりします。

具体的には、「アメリカの経済が好調で、金利が上がることが予想されるような場合には、ドルが買われる場面が多くなるのでドル買い。」というような感じですかね。

ファンダメンタルズ分析は、ほとんどの場合、長期的な株式相場や為替相場の流れを予想することに適しており、短期的な相場の流れを予想することには適していません。ファンダメンタルズが短期的な影響を与えるのは、FXでの経済指標発表時などの時くらいですかね。

テクニカル分析とは過去の価格推移(値動き)に注目する分析方法

「テクニカル分析」とは、株価や為替レートの推移のみに注目する分析の方法です。

市場の価格は、すべての事象を織り込んでいると考え、株価や為替レートの推移(値動き)のみを売買の判断材料とする分析の方法です。

テクニカル分析のメリットとしては、ファンダメンタルズ分析と比べて、短期間の分析が可能であること、デメリットとしては流動性の低い銘柄や通貨、経済指標発表時などでは、機能しないことが多いことなどがあげられます。

テクニカル分析でトレードをする場合は、チャートにテクニカル指標(インジケーター)を表示させて分析するのが一般的です。

ちなみに、テクニカル指標には、トレンド系とオシレーター系の2つがありますが、その分類について説明すると細かくなってしまうので書かないでおきます。興味のある方は調べてみてください。

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析のまとめ

最後に、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の違いについて、簡単にまとめておさらいをしてから終わりにしようと思います。

  • 株式投資の場合の「ファンダメンタルズ分析」とは、企業の財務状況や業績に注目して価値を分析する方法のこと。
  • 為替相場の場合の「ファンダメンタルズ分析」とは、為替相場に影響を与える基礎的な事象を分析し予測する方法のこと。
  • 「テクニカル分析」とは、株価や為替レートの推移のみに注目する分析方法のこと。

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析には、それぞれ違いがあるので、自分のスタイルに合った分析方法を選ぶと良いと思います。私は両方組み合わせて分析するようにしています。

ファンダメンタルズ分析やテクニカル分析についてのまとめはこれくらいにしておきます。また、暇なときにでも政治・経済(株式投資やFX含む)で使いそうな用語を簡単に解説する記事を書こうと思います。それではまた。

最後に関連記事のリンクを貼っておきますので、併せて読んで頂けると嬉しいです。

▶キャピタルゲインとキャピタルロスについて「キャピタルゲインとキャピタルロスとは何かを簡単に解説」で解説しています。これらの用語を知らない方は読んでみてください。

▶平均回帰性を利用した逆張り手法はFX(主にクロス円)の短期トレード(スキャルピングやデイトレード)で有効だと感じていることを「平均回帰性を利用した逆張り手法はFX(クロス円)で有効」で書いています。テクニカル面に注目したFXの手法です。

▶FXでスキャルピングする際に、1分足や5分足と比べてダマシの少ない15分足チャートを使っていることを「FXのスキャルピングに15分足チャートを使うトレーダーは少数派?」で書いています。こちらもFXのテクニカル分析に関する記事です。