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カントリーリスクと地政学的リスクの違いについて簡単に解説

政治・経済系のニュース番組などを視聴していると、「カントリーリスク」とか「地政学的リスク」という言葉が使用されることがあります。同じ意味だと考えている方が意外といるような気がするので、今日は、その2つの用語と「質への逃避」について軽く解説してみようと思います。

専門的に詳しく解説するわけではないですが、カントリーリスクや地政学的リスクという用語を知らない方にとっては、入門編として少しは役に立つのではないかと思います。

※内容に誤りがあれば、コメント等で教えて頂けると助かります。

カントリーリスクとは国の事情によるリスク

risk(英単語)

「カントリーリスク」とは、その国の政治・経済・社会環境の状況により、その国の市場に混乱が生じるリスクのことをいいます。

カントリーリスクについては、経済破綻のリスクが主に考えられますが、他にも、その国の政治情勢や治安などもカントリーリスクに含めて考えます。

基本的には、発展途上国においてカントリーリスクが高まる傾向にありますが、先進国でも、その国特有のカントリーリスクが存在するので、興味のある方は調べてみるといいかも知れません。

ちなみに、日本特有のカントリーリスクとしては台風や地震などがあげられます。過去2回の巨大地震発生時には、強烈な円高がおそっているので、FX(外国為替証拠金取引)をされている方は頭に入れておきたいですね。

地政学的リスクとは政治的・軍事的なリスク

「地政学的リスク」とは、特定の地域における政治的・軍事的(戦争やテロ)な要因などによって、特定の地域や世界全体の景気が後退するリスクのことをいいます。

為替相場では地政学的リスクが高まると、円やスイスフランが買われる傾向があります。また、「有事のドル買い」といって、ドルも買われる傾向にありますが、近年、その傾向は薄れてきていると個人的には考えています。

ちなみに、日本の地政学的リスクとしてはアメリカと中国の貿易摩擦(2020年現在)などが挙げられると思います。日本はアメリカと同盟関係にありますが、中国とも地理的に近く関係も深いので、板挟み状態になっています。

アメリカと中国の貿易摩擦は、日本企業も対岸の火事ではありません。日本企業が対応を誤れば、あっけなく倒産してしまうような地政学的リスクだと個人的には考えています。どうすれば正解なのか私には分からないので、見守るしかないんですけどね。

質への逃避とは安全性の高い資産への移動

「質への逃避」とは、金融市場においてリスクが高まった際に、そのリスクを避けるために、より安全性や流動性が高い資産へ資金が移動することをいいます。

地政学的リスクを解説する際にも書きましたが、為替相場でリスクが高まったときは、円やスイスフランに資金が移動する傾向があります。

何故、リスクが高まった際に円やスイスフランが買われやすい傾向にあるかというと、国の金融システムが安定していて経常黒字でありインフレ率が低いからです。

円やスイスフランの他にも、「有事のドル買い」といって為替相場においてリスクが高まった際にドルが買われることがあります。これは、アメリカが世界一の経済大国であり軍事大国であることが理由です。

まとめ

最後に、カントリーリスクと地政学的リスク、そして質への逃避について簡単におさらいをしてから終わりにしようと思います。

  • 「カントリーリスク」とは、国の政治・経済・社会環境の状況により、市場に混乱が生じるリスクのこと。
  • 「地政学的リスク」とは、特定の地域における政治的・軍事的要因などによって、特定の地域や世界全体の景気に悪影響を与えるリスクのこと。
  • 「質への逃避」とは、金融市場においてリスクが高まった際に、リスクを避けるために、より安全性や流動性が高い資産へ資金が移動すること。

カントリーリスクと地政学的リスク、質への逃避についてのまとめはこれくらいにしておきます。また、暇なときにでも政治・経済で使いそうな用語を簡単に解説する記事を書こうと思います。

それではまた。

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