10代の頃に書いた詩(ポエムノート)の中から『同類』を選んでブログに投稿した後に、初老になって自作詩を読み返した感想を書いてみようと思います。
ポエムノートに書かれた若かりし頃の痛いポエムをブログに投稿するという苦行を最後までやり遂げたいと思っていますので、お付き合いのほどよろしくお願いいたします。
『同類』自作詩107編目
子供が犬に小石を投げつける。
子供は遊びで小石を投げつけ、犬は命がけで逃れようとする。
母親はそんなことはそっちのけで仲間との会話を楽しんでいる。
子供を叱りつけるか、母親を殴りつけるか本気で悩む。
結局、僕は何もしないまま、その場から逃げるように去る。
そんな自分に腹を立てるが、あんな大人にならないでいよう、と心に強く誓うことで、自分を許すことにする。
遠く離れた場所から犬の「ひぎゃあぁぁ」という鳴き声が聞こえる。
自作詩を読み返した感想
自作詩『同類』を初老になってから読み返した感想を書いてみようと思います。
この詩は17歳の頃に書いたものです。この詩は何となく覚えていますね。これは実際にあったことで、注意のひとつもできない自分に憤りと情けなさを感じながら書いた詩だと思います。
タイトルの『同類』は、犬に小石を投げつけて笑っている子供もそれを叱ろうともしない母親も見て見ぬ振りをして去っていく自分も同類だということでつけたんだと思います。
最後の犬の声が「キャイイン」ではなく、「ひぎゃあぁぁ」なのが気になりますね笑。なんでだろ? ここはさすがに覚えていないのですが、もしかすると、小石をぶつけられたのが犬ではなく人間だったら良かったのに、という思いが込められているのかも知れません。
自作詩を読み返した感想はこれくらいにしておきます。毎週というわけではありませんが、金曜日の18時に、10代の頃に創作した詩(ポエム)を公開するようにしますので、私の若かりし頃の拙く痛い詩に興味のある方はブログに訪問して頂けると嬉しいです。それではまた。
最後に10代の頃に書いた自作詩の記事のリンクを貼っておきますので、併せて読んで頂けると嬉しいです。
▶10代の頃に書いた詩・ポエム(108編目)を「10代の頃に書いた詩『ひきこもり』をブログに公開」で公開しています。
▶10代の頃に書いた詩・ポエム(106編目)を「10代の頃に書いた詩『屈斜路湖に来ました』をブログに公開」で公開しています。